ゴルフでスコアを決める大事なショットの一つがアイアンショットです。しかし、ダフリ(ボールの手前を打つ)やトップ(ボールの上を打つ)といったミスは、初心者から中級者まで多くのゴルファーが悩む問題です。これらのミスは、単なる運やタイミングのズレではなく、体の動かし方や姿勢、スイングの順序といった基本の部分に原因があることがほとんどです。本記事では、原因をしっかり理解し、正しい動き方とそれを身につける練習方法を詳しく解説します。
もし「自分ではなかなか改善できない…」と感じる方は、プロコーチによるゴルフレッスンを受けてみるのもおすすめです。最近ではオンラインレッスンや動画添削サービスも充実していて、自宅や練習場からでもプロのアドバイスが受けられます。下記のリンクから、人気のゴルフレッスン情報をチェックしてみてください。
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ダフリとトップの原因を知ろう
ダフリは、クラブヘッドがボールより手前の地面に当たってしまうミスです。原因としては、手首を早くほどく(アーリーリリース)、右足に体重が残ったままインパクトを迎える、上半身が前に突っ込む、右腰が目標方向に出る、ボールをすくおうとする意識、打つ前に顔を上げる(ヘッドアップ)、体の回転不足などが挙げられます。
トップは、クラブヘッドがボールの上部を叩き、低く転がったりゴロになったりするミスです。原因には、上半身の起き上がり、腕の縮み、極端なアッパースイング、ヘッドアップ、前傾姿勢が崩れる、ボールとの距離が近すぎる、右足で強く蹴りすぎるなどがあります。
正しいアドレスを作る
良いショットはアドレスから始まります。股関節から体を前傾させ、背筋をまっすぐに伸ばします。腕は肩から自然に垂らし、その位置でグリップを握ります。7番アイアンの場合は、ボールを両足中央よりやや左に置き、ハンドファーストに構えることでダウンブローが打ちやすくなります。
スタンスは肩幅程度で、広すぎると回転がしにくくなります。体重は左足6〜7割に置くと、右足に体重が残るミスを防げます。また、両肘を軽く体に向けて構えると、腕と体の同調がしやすくなります。
効率的な体の回転を意識する
腰の回転は左右へのスライドではなく「その場で後ろに引く」イメージが大切です。バックスイングでは右腰を後ろに、ダウンスイングでは左腰を後ろに引きます。肩は前傾姿勢を保ち、背骨を軸として回します。腕は常に体の正面に保ち、手打ちにならないようにします。
下半身からスイングを始動する「下半身リード」を意識すると、タメができてパワーが伝わりやすくなります。腰や肩の回転を止めずに振り抜くことで、ミスの確率を減らせます。
手首の使い方をマスターする
手首のコックはインパクト直前まで保ち、アーリーリリースを防ぎます。手首は体の回転とともに自然にリリースするのが理想です。左手首はインパクト時に少し甲側に曲げ、フェースが安定するようにします。グリップは左手の小指・薬指・中指をしっかり握り、親指と人差し指は軽く添える程度にすると、手首の自由な動きが保たれます。
ダフリを直す練習法
・左足だけで立って打つことで、右足に体重が残るクセを直す
・左腰を後ろに引く意識を持ってスイングする
・高くティーアップしたボールをアイアンで打ち、すくい打ちを防ぐ
・ボールの後方にタオルを置き、手前を打たないようにする
・フィニッシュで3秒間静止し、振り切るクセをつける
トップを直す練習法
・お尻を壁や椅子に当て、前傾姿勢を崩さずスイングする
・胸を地面に向ける意識を持つことで、伸び上がりを防ぐ
・手元を低く保つ素振りで、腕の縮みを直す
・クラブを空中から下ろして芝を軽く叩く練習で、打点を安定させる
・目標方向に目印を置き、ヘッドアップを防ぐ
両方に効く共通練習法
・ハーフショット(3時〜9時の振り幅)で正しい軌道とフェースローテーションを身につける
・足踏みスイングで体重移動とリズムを改善
・足を閉じて素振りし、軸の安定を意識する
・グリップエンドを左脇に当てたスイングで肩の正しい回転を覚える
・右足くるぶしにクラブを落とすイメージでシャローな軌道を作る
実践と継続が上達のカギ
練習場ではマットの滑りでミスが隠れることがあります。芝の上での感覚も大切にしましょう。また、スマホでスイングを撮影して、自分の姿勢や体の動きを客観的にチェックすることをおすすめします。改善ポイントを一度に全部直そうとせず、1つずつ意識して練習する方が効果的です。
「本気で上達したい」「短期間で結果を出したい」という方は、信頼できるゴルフレッスンを活用するのが近道です。特に、経験豊富なコーチから直接フィードバックをもらえると、自分では気づけないクセや改善ポイントがすぐにわかります。
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まとめ
ダフリやトップをなくすには、正しいアドレス、効率的な体の回転、手首の使い方、腕と体の同調が重要です。本記事で紹介した練習を取り入れ、地道に続けることで安定性と再現性が向上します。練習とラウンドを繰り返し、少しずつ体に正しい動きを染み込ませましょう。
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